明光義塾ではたらく「人」を伝える

「やればできるの記憶」をつなぐ~あの日の僕が気づいたこと~

 







極真空手の構えを披露してくれたのは、大阪府の教室で教室長をしている柴田さん。

以前は社会人に向けたリカレント教育会社に勤めていたそうです。

しかし、小学生の頃に経験した「ある出来事」が人生の大きなターニングポイントとなり、教育に対する考え方が変わったといいます。その原体験を胸に、現在は教室長として子どもたちの成長を支える道を選びました。

小学生時代の出来事がどのように明光へのキャリアにつながったのか、その背景を伺いました。

──明光義塾で働く前はどのようなお仕事をされていたのでしょうか。

1社目は新卒でリカレント教育の会社に勤めていました。

老若男女問わず『なりたい姿、目指したいキャリア』に向けてスキルアップ支援をしていました。ただスキルアップ支援をする中で、スキルだけでは解決できない根本的な課題を抱えている人が少なくないことに気づきました。

──『根本的な課題』とは具体的になんですか?

たとえば、人間関係に苦しんで転職を考える方がいたとします。新しい資格を取得して、希望する仕事に就くことができても、結局また同じような悩みにぶつかってしまうことがあるんです。そういったケースを繰り返し見ているうちに、「この人自身が本当に進歩しているのだろうか?」と疑問を抱くようになりました。

そんな時、僕が小学生のとき経験した「ある出来事」をふと思い出したんです。

──「ある出来事」とは?

小学生から大学まで続けた極真空手での経験です。

小学1年生のころとても泣き虫な子で、両親の強くなってほしい!という思いから半ばやらされる感じで空手を習い始めました。

僕自身はいやいや始めたので、最初は行くのも嫌でした(笑)。いかにその日の練習で痛い思いをせず終われるかと思いながらも、とりあえず続けていました。

転機が訪れたのは、小学5年生のタイミングでした。空手の地区大会で初めて1勝できたんです。

その時友人や、空手の先生両親にすごく褒めてもらったのが本当に嬉しくて。今でも忘れられないです。その日から「もっと勝ちたい」と具体的な目標をもって練習に取り組むようになりました。

──成功体験がターニングポイントなったんですね。その後どのような変化がありましたか?

最初は「もう1勝してみたい」というシンプルな目標から始まりました。でも、次第に「大会で優勝したい」とか、「チームメンバーを引っ張って優勝したい」というように、目標がどんどん大きくなっていったんです。その過程で、ただスキルを身につけるだけではなく、目標を立てること自体の力や意味を実感するようになりました。その経験は、空手のみにとどまらず勉強だったりアルバイトだったり‥学生時代の様々なところに繋がっていったなと感じています。

その出来事を思い出し、僕が何をしたいのか、何を伝えたいのかが明確になりました。

それは、自分自身が経験した「やればできる」という感覚を、他の人々にも届けたいという思いでした。

そして、もし自分の経験や学びを伝えるなら、次世代を担う子どもたちに届けたいと思い、教育業界へ転職しようと決意しました。

様々な会社を見ましたが『「やればできる」の記憶をつくる』というパーパスが、

まさしく僕が子供たちに届けたい思いと合致したので明光へ入社を決めました。

 

 

──実際に教室長として働いてみていかがですか?

教室長の裁量が大きいので、すごく働きやすいなと感じています。僕が実現したい!と思ったことは、誰も否定せず応援してくれます。また、目標に向かって進む過程も自分で決められるので、数字を追うにしても上からの指示ではなく、「自分でどう進めるか」を考えることができ、自然と頑張ろうと思えるんです。

 

──生徒・講師と関わるうえで意識していることはありますか?

生徒と目標を設定するときも同じように、こちらから押し付けることはしません。短期的な目標から長期的な夢まで、本人に決めてもらうようにしています。講師に対しても同じスタンスです。担当する生徒をどうサポートしていくか、何点を目指すか、といったことを僕が一方的に決めることはありません。一緒に相談しながら進めていくので、講師たちも自分の意見を持って取り組むことができます。

 

──教室長として講師をマネジメントすることは大変だと思うのですが、大切にしていることはありますか?

アルバイト講師をマネジメントするうえで大切なのは、「責任」と「権限」をセットで渡すことです。このバランスを意識することが鍵になるのかなと思います。

講師の中には、教室への貢献意識が高い人もいれば、それほど高くない人もいます。意識が高い人にはもちろん責任と権限を任せますが、意識が低い人に対しても「権限を渡さない」という選択はしません。たとえ狭い範囲であっても、バランスよく責任と権限を分配することで、その人なりにやりがいを持って取り組んでもらえるよう心がけています。これは、空手の道場でリーダーをした経験から身についたと思います。

 

 

 

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