明光義塾ではたらく「人」を伝える

勉強がとにかく苦手。それでも「やればできる」を信じて、異業種から教室長へ

小売業界からまったくの未経験で教育業界へと転職してきたのが、光が丘教室の教室長を務める髙見麻里さんです。入社当初、勉強が苦手だったことから、教務でも失敗続きだったそうです。しかし、その経験を生かすことで、教室長として大きく成長できたのだとか。そんな髙見さんに、明光義塾に入社した経緯や現在の働き方などを伺いました。

 

人と関わる仕事を求めてたどり着いたのが、経験ゼロの教室長職だった

――明光義塾で働き始めた経緯を教えてください。

前職は、多店舗展開している雑貨店で店長を務めていました。かなりのハードワークが求められる職場で、転勤が何度もあり、地元である関西と関東を行き来していました。ですが、関東にある支店を閉鎖するタイミングでリストラにあってしまって。少し休んでから職探しを始めたのですが、接客が好きだったので、次も接客業にしようとだけは決めていました。そんな中、利用していた転職サイトのエージェントからのアドバイスで、「接客業がしたいのではなく、人と関わる仕事が好きなのでは?」と言われた時、たしかにそうかもしれないと気づいたんです。そして、おすすめされた仕事の一つに教室長職があり、それがきっかけで明光義塾とのご縁がつながりました。

 

――数ある塾の中で、なぜ明光義塾を選んだのでしょうか?

教育理念が明確だったことが一番の決め手です。あくまで私の印象ですが、他社の理念は、自分がその塾でどのように働けばよいか、いまいちイメージが湧きませんでした。その点、明光義塾は「個別指導による自立学習を通じて、創造力豊かで自立心に富んだ21世紀社会の人材を育成する」と、明確に宣言していた。自分が何をすればよいか、わかりやすかったので即決しました。ただ、心配だったのが、私は何よりも勉強が苦手だということでした。なので、面接の時に、しつこく何度も「勉強が苦手な私でも本当に大丈夫でしょうか?」と確認しました。でも、返ってくる答えは「大丈夫です」。はっきりと言い切るので、それなら信じようと思い、入社しました。

 

失敗を繰り返したからこそ、周囲から頼られる存在になれた

――実際に教室長としての仕事をしてみて、いかがでしたか?

勉強が苦手といった問題の前に、そもそも仕事に慣れるまでに時間がかかり、入社当時は毎日が失敗の連続でした。今でこそ笑い話ですが、もうほとんどすべての業務で失敗と間違いを犯したと思います。むしろ失敗し過ぎて、同じミスを防ごうとさまざまな業務に詳しくなった結果、今では同じエリアの教室長たちから「業務のことは髙見に聞けば何でもわかる」と言われるようにまでなりました。幸か不幸か、ミスした後の対処スキルはとても磨かれましたね。

 

――苦手な勉強面では、教室長としてどのように対応していましたか?

もちろん勉強ができたほうが、保護者との面談などで各教科についてのより具体的なアドバイスができると思います。ただ、保護者からの相談や質問、問い合わせ内容は事前に電話などでヒアリングができます。なので、自分で答えることが難しい内容であれば、他の教室長に聞いて準備できるので問題ありません。当塾の強みとして、同じエリアに中学受験に強い教室長もいれば、大学受験に強い教室長もいます。また、理系や文系、英語や数学など、科目別に強い教室長もいるので、そうした方々から事前に情報をいただけば、それほど心配はないと思っています。

 

仕事から帰宅した後は、中学生から続けているトロンボーンの時間に

――教室長は夕方から夜までが勤務時間ですが、午前中はどんなことをされていますか?

実はとても低血圧で、朝がとても弱いんです。その点では、ゆっくり寝ていられるので、本当に助かっています。そのかわり、夜中の活動時間が長くなってしまって。帰宅して、ご飯を食べて、したいことをしていたら、気づくと夜中の3時や4時くらいまで起きていることが多いです。

 

――夜中にどんなことをしているのでしょうか?

中学校で吹奏楽部に入部して、それからずっと続けているのがトロンボーンの演奏です。上京してからも吹き続けていて、今はバンド活動もしています。夜中は大抵、トロンボーンに消音器をつけて、音を鳴らさないようにしながら演奏の練習をしています。それでも睡眠時間は、6時間くらいは取れていますよ。

 

教室長や講師は、多種多様な仕事に携わってきた人ばかり

――最後に、これから明光義塾で働こうと思っている方へメッセージをお願いします。

明光義塾のテーマは、「やればできる」です。当塾で働いている方にはさまざまな経歴を持つ人がいて、もとは飲食店を経営していた方や、私のように小売業に携わっていた方もいます。前職が本当に多種多様な業種の方がいますが、実際に働いてみた感想を聞くと「やってみたら意外とできた」という方がほとんどです。それに、私のように勉強に苦手意識がある人でも、また違った面で秀でたところがあるものです。例えば、教務は不得意でも愛嬌があり、保護者との面談がすごく盛り上がる、なんていうのも一つの能力です。自分の得意なことを生かしていけば、教育分野に携わったことがない人でも十分に活躍できる職場だと思います。