明光義塾ではたらく「人」を伝える

コミュニケーション力 だけでなく 説明力が身につく アルバイトは貴重です

千葉県の教室で働いている越智先生は、勤めて2年目になる大学生の講師です。大学生活とアルバイト講師の両立方法など、1日のスケジュールに密着しました。

 

初めての塾講師の仕事は、どのように覚えたのですか?

最初は研修映像を見て勉強し、先輩の授業を見学しました。その後はロールプレイングで、先輩講師にアドバイスをもらいつつ徐々に覚えていった感じです。わからないことはロールプレイング中にそのつど聞くことができたので、不安なくスタートできました。

 

アルバイトに塾講師を選んだのはどんな理由からでしょう?

明光義塾の講師に応募したのは、一昨年です。将来は英語を使う仕事がしたくて、留学を計画していました。それがコロナ禍で実現できなかったんです。それでもうひとつやりたかった教育の仕事に目を向け、塾講師の求人に応募しました。

 

 

明光義塾で塾講師を始めてから変化はありましたか?

人に何かを教えるということはなかなかないので、まず貴重な経験ができています。それと大学1年の時は、すべて授業がオンラインで、2年になって初めてクラスメイトに会えたんですが「コミュニケーション能力高いね」とか「お話するのが上手だね」と言われました。塾講師をやっているおかげだと思います。どうすれば子どもが話を聞いてくれるんだろう、どう言えば理解してもらえるだろうと、常に考えているからです。それだけでなく、この仕事をすることで気持ちが切り替えられ、ストレスも軽減されてフレッシュになれるので、塾講師は自分のなかで大きな存在になっています。

 

生徒に対応する際にはどんなことを意識しているのですか?

生徒と年が近いために、友達っぽくなってしまいがちなんです。だから勉強するときはする、話すときは話す、とメリハリを利かせています。子どもは話しだすと勉強が止まってしまうので「今勉強の時間だから後で聞くね」って、自分自身も流されないようにしています。

 

 

講師同士の仲がよいということですが、教室の雰囲気はいかがでしょう?

講師同士の仲は良く、雰囲気もやわらかいです。私はまだ新米ですから、何か困っているときは先輩がすぐに察して声をかけてくださるし、手伝ってくださいます。もし先輩方がいなかったら、ここまで続けられなかったと思います。塾の授業のことだけでなく、大学生活のなかで困ったことや私生活の悩みも相談しています。

 

塾講師としてこれからの目標と将来のことについて教えてください。

まず自分の授業のクオリティを上げたいです。それにはすべての科目において私自身が理解を深め、生徒がどこでつまずくのかを理解することだと考えています。それともう一つ、生徒のメンタルサポートのテクニックをアップしたいです。これからもやりたいことは沢山あります。海外で仕事をしたいというのもその一つです。教育か語学かどちらの道に行くのかまだ決めかねています。焦らずに色々なことに挑戦していきたいです。

 

出勤時のスケジュール(越智先生の例)

【 出 勤 】

授業の始まる15~20分前に出勤し、その日に担当する生徒の確認をします。学習記録表を見て、授業の進度、宿題、前回の授業の報告などを把握しておきます。教室長や他の講師とともに実際の授業をシミュレーションして臨みます。

 

【 授 業 】

いよいよ生徒たちの来る時間。元気に挨拶して出迎えたら、授業のスタートです。1コマ90~95分。一度に数名を指導します。基本は生徒それぞれに合わせて課題を出します。一人一人に合わせて学習指導をします。時にはおしゃべりを注意することも。

 

【 退 勤 】

授業が終われば生徒たちを見送りします。その後は生徒それぞれの進度や学習内容、次回の引継ぎなどを学習記録表に記入。その日やるべきことを済ませたら帰宅します。時には同僚の塾講師や教室長とコミュニケーションを取ることも。