明光義塾ではたらく「人」を伝える

成長するのは生徒だけじゃない。社員が育つ姿を見ることにも喜びがある

若手教室長をサポートする藤原さん(写真左)

明光義塾のなかには、新任の教室長をサポートする役割を担う社員もいます。サポートに必要な考え方は何か、なぜどのようにそのような役割を担うようになったのか、明光義塾のFC教室を運営する株式会社ケイラインの藤原奈那さんに話を聞きました。

 

一人ひとりペースに合わせた教育に魅力を感じ、個別指導塾を選択

――明光義塾で働くことになったいきさつを教えてください。

教育に興味があり大学院までは教員になろうと思っていたのですが、家庭教師のアルバイトで特別支援学級へ通う子を教えたことをきっかけに、一度に大人数に教えることよりも一人ひとりのペースにあわせてじっくり指導をすることに大きな価値を感じるようになりました。教える仕事は何も学校だけで行われているわけではない。それから塾で働くことに魅力を感じるようになり、個別指導の明光義塾で働くことにしました。

 

――現在は教室長ではなく、教室のサポートに徹していらっしゃるそうですが、具体的にはどのようなお仕事をされているのでしょうか。

就任まもない1〜2年目の若手教室長の運営補助・指導などをしています。一緒に教室に滞在して、仕事の流れを確認し、共に一緒に取り組みます。教室長がその他の業務に集中できるよう、入塾相談を受けることもあります。

私は3年間教室長をしていたのですが、自分の性格上サポートをする方が得意だと気づき、このようなポジションを与えていただきました。現在は2つの教室のサポートを担っています。

 

 

妊娠・出産を機に時短で働くことに。ベストな選択肢が今のポジション

――どのようなタイミングで現在のポジションに就かれたのですか?

結婚・妊娠をしたタイミングで一度お休みをいただき、職場復帰の際に経営陣と相談してこの働き方をすることに決めました。育児のことを考えると時短での復帰がベストだったため、より柔軟な働き方ができるポジションを用意していただきました。

夕方はどうしても早めに退勤することになるため生徒とふれあう時間は減ってしまったのですが、それでもこの楽しくて幸せな時間が残されていることをうれしく思います。

 

――産休・育休から復帰して大変だったことは何ですか?

1度目の産休・育休から復帰したときは、休んでいる間に会社で使うシステムが新しくなっていたため、戸惑うこともありました。もちろん、他の社員にすぐに相談。教えてもらうことで使いこなすことができるようになりました。

生活面でいえば、ほとんどの家事をしてから家を出ていくので朝はバタバタです。仕事と家事・育児のサイクルはもっとうまく回していきたいところですね。

日々とても忙しくはあるのですが、仕事は好きなので苦ではありません。生徒や保護者と接することは社会との接点を生んでくれるため生活にメリハリが生まれることはありがたいです。

 

 

教室長が描く「理想の教室」を作れるように、影に日向に教室をサポート

――教室運営の魅力は何だと思いますか?

これほど人の成長に直に関われる仕事はなかなかないと思います。塾で働くとは、人生を左右する岐路に共に立つということ。なかなかできる経験ではありません。また、社員教育をする立場からすれば若手教室長も見守りの対象です。彼ら・彼女らの成長を間近で見守れることにもまた喜びを感じます。

 

――運営サポートではどのようなことに留意していますか?

教室長はそれぞれ「自分はこんな教室を作ってみたい」というビジョンをもっているものです。だからそれをしっかり聞き取って、思いを共有し、そこへ向かって動いていけるような指導やサポートをしています。もちろん、疑問に感じたことがあれば、意見をすることもありますが、基本的には教室長の思いを尊重しています。

私自身は教室が子どもたちの第2の家になればいいなと思っています。生徒たちはみんな我が子のようなもの。みんな面白くてかわいいです。けれど、その教室の方針は教室長が決めることですし、それぞれの地域の事情もあります。私はサポートに徹することで自分の職務を全うしたいと考えています。